おねしょを治そう
お子さんのおねしょは、日本で60万人以上いると考えられている、身近な症状です。飲み薬や点鼻薬(鼻に入れる薬)で、安全に治療することができますので、お子さんのおねしょでお困りの方は、一度ご相談ください。
おねしょの原因のほとんどはホルモンの影響
おねしょの主な原因は下記の2点が考えられます。
- 膀胱の容量が少ない場合
- 睡眠中におしっこを作らないようにする抗利尿ホルモンの出方が悪い場合
このうち、ほとんどの原因は、2つ目の抗利尿ホルモンが関係しています。
おねしょは5歳児の20%にみられますが、これが半分の10%になるのに5年以上かかります。さらに、放置しておくと成人になっても残ることもあります。
おねしょの予防と治療
おねしょを予防するには、夕食後の水分をひかえること、規則正しい生活をすること、寝るときの寒さ対策をすることが重要です。怒っても、起こしても、焦っても治りません。
医療機関でのおねしょ治療は、以前はうつ病の薬などを使っていましたが、最近になり抗利尿ホルモンの飲み薬や点鼻薬(鼻に入れる薬)が開発され、安全で良好な治療が可能になりました。
日本には、おねしょで悩んでいるお子さんが60万人以上いると考えられています。北欧では50%位の子供が治療を受けているのに、日本では10%位しか治療を受けていません。
おねしょは治すことができます
おねしょは治すことができます。そのうち治るだろうと放っておかないで、6歳を過ぎたらなるべく早く治療を始めましょう。
当院では「おねしょスッキリ」を目標に、積極的な治療を行っております。おねしょでお悩みの方は是非ご相談ください。1日も早く治療をはじめ、お子さんをストレスから解放してあげましょう。